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DC専用ファンド(2019年11月)、純資産総額は初の6兆円の大台乗せ

2019/12/11 18:20

 DC専用ファンドの2019年11月の純資金流入額は約161億円で、7カ月連続の資金流入超となったものの、流入額は前月(10月)の697億円の4分の1の水準になった。国内株式は約62億円の資金流出で2カ月連続の流出になった。また、2018年2月に資金流入に転じて以来、前月まで21カ月連続で資金流入が続いていたREITが資金流出に転じた。11月は月半ばまでは、米国の株価が史上最高値を更新する好調だったものの、後半には米中貿易交渉の見通し不透明感から不安定な市場環境となったため、いったんは利益確定の売りも出やすかったと考えられる。

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※11月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成


 DC専用ファンド全体の純資産総額は約6兆868億円と前月の5兆9,856億円から約1,012億円増加し、初めて6兆円の大台に乗せ、過去最高を更新した。19年1月に5兆円台に乗せてから11カ月で残高が1兆円拡大したことになる。資産配分状況は、株式ファンド41%、債券ファンド20%、バランスファンドに36%という割合で、債券ファンドの比率が1%ポイント低下した。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)
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出所:モーニングスター作成


資金流入額トップは2カ月連続で三井住友TAM「分散投資コア戦略ファンドS」


 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングは、第1位が前月に続いて三井住友トラスト・アセットマネジメントの「分散投資コア戦略ファンドS」になった。ただ、10月は約351億円という大きな資金流入額だったが、今月は8.6億円と資金流入規模は小さくなっている。

 第2位には、同じく三井住友TAMが運用する「DC日本債券インデックスオープンS」が入り、第3位「三菱UFJ DC国内債券インデックスファンド」(三菱UFJ国際)、第5位「三菱UFJ国内債券インデックスファンドDC」(三菱UFJ国際)も合わせると、トップ5のうち3銘柄が国内債券ファンドになっている。DC加入者のリスク回避姿勢が強くなっているのかもしれない。

 一方、第4位に「三井住友・DC外国株式インデックスファンドS」(三井住友DS)が入るなど、トップ10のうち4銘柄は外国株式のインデックスファンドになっている。これらは、どちらかというと積極的にリスクを取るファンドといえる。資金流入額の上位10ファンドの顔ぶれからは、リスクを回避しようと慎重になっている姿勢と、依然として強気にキャピタルゲインを狙っていく動きが混在している。

 なお、前月、資金流入額で第2位だった野村アセットマネジメントの「野村J-REITファンド(確定拠出年金)」は、12カ月連続で資金流入額のトップ10をキープしていたが、13カ月ぶりにトップ10から外れ、2億円超の資金流出になった。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

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※2019年11月末時点、純資金流入額は推計値
出所:モーニングスター作成


トータルリターンのトップ10は7カ月連続でJ-REITファンドが独占


 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンのトップ10は、7カ月連続でJ-REITファンドが独占した。

 トップは前月の大和投資信託の「DCダイワJ-REITアクティブファンド」と入れ替わって野村アセットマネジメントの「野村J-REITファンド(確定拠出年金)」になった。「DCダイワJ-REITアクティブファンド」は2位に後退。3位以下は前月同様にJ-REITインデックスファンドになっている。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

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※2019年11月末時点、純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成


    
    

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