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iDeCoの新規加入者、「年金2,000万円不足問題」が引き金か? 7月に加入者増が加速

2019/09/03 12:57

 国民年金基金連合会が9月2日に発表したiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の業務状況によると、7月の新規加入者数は3万6,778人で加入者総数は131万1,045人になった。月間新規加入者数は6月と比べて5,750人増えた。月間新規加入者数が3.6万人を超えるのは、2018年4月(4万2,937人)以来、1年3カ月ぶりのこと。2017年1月にiDeCoの加入対象者が公務員や第3号被保険者に広がってから1年余りにわたって続いたiDeCo加入ブーム当時に等しい伸び率となった。

 7月の新規加入者の内訳は、第1号加入者が4,024人(前月3,544人)、第2号加入者は3万1,352人(前月2万6,230人)、第3号加入者は1,402人(前月1,227人)となった。第2号加入者の中では、共済組合員(公務員)の新規加入者が8,741人(前月6,347人)だった。なお。iDeCoに事業主が掛金を上乗せする制度である「iDeCo+(イデコプラス)」の導入事業所数は647、対象従業員数は4,527人になった。

 7月1日から金融機関等の営業職員における運営管理機関業務の兼務規制が緩和された。窓口の営業担当者が、iDeCoの運用商品の内容や選定理由等について説明することができるようになった。これによって、資産形成手段としてiDeCoとつみたてNISAの使い分けや併用などについて、金融機関では相談者に説明しやすくなっている。

 また、6月には国会等において「老後資金として2000万円が不足する」問題が大きく取り上げられ、「年金」が国民的な関心事に浮上した。7月時点での加入登録者増には、年金問題をきっかけに老後の資産形成を考えた方々が少なからずいることの反映だろう。今後、この勢いが継続するか注目したい。

iDeCo新規加入者数の推移

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出所:モーニングスター作成

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