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DC専用ファンド(2019年4月)、国内株式は2016年11月~17年1月以来となる3カ月連続の資金流出

2019/05/17 10:53

 DC専用ファンドの2019年4月の純資金流出額は約129億円で、2016年12月の約74億円の資金流出以来2年4カ月ぶりの資金流出になった。国内株式からの資金流出(約139億円)は3カ月連続となり、これは2016年11月~2017年1月の3カ月連続以来のこと。2016年11月は、8日の米大統領選挙でトランプ大統領の勝利が確定し、トランプ政権の政策への期待から、年末にかけて米国株、日本株が大幅に上昇した。今回(2019年2月~4月)も、米中貿易摩擦の緩和期待で2月に株価が上昇した反動で、3月は株価がやや下押したものの、4月には日経平均株価が4.97%上昇するという好地合いだったことから利益確定の売却が膨らんだ。国内株式からの資金流出額が100億円を超えたのは、2016年12月(約172億円)以来のこと。

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※4月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成


 DC専用ファンド全体の純資産総額は約5兆2,843億年と前月の約5兆2,097億円から約746億円増加した。昨年9月のピークである5兆2,359億円を更新した。2019年4月末の資産配分状況は、株式ファンド43%(前月比1%ポイント増)、債券ファンド21%(同変わらず)、バランスファンドに35%(同変わらず)という割合になった。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)
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出所:モーニングスター作成


資金流入額のトップは野村アセット「野村J-REITファンド(確定拠出年金)」

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングは、野村アセットマネジメントの「野村J-REITファンド(確定拠出年金)」がトップになった。トータルリターンの上位をREITファンドが独占する状況が続いており、iDeCo(個人型確定拠出年金)においても採用が多い、同ファンドの人気が高まっている。

 第2位は三菱UFJ国際投信の「三菱UFJ国内債券インデックスファンド(DC)」が入った。米中の貿易協議の難航から株式市場の先行きに不透明感が高まりつつあり、安定的なパフォーマンスが期待できる国内債券ファンドが選ばれる動きが強まっているようにも見える。第4位の「DC日本債券インデックスオープンS」(三井住友TAM)は先月第3位だったように根強い人気がある。

 第3位はアセットマネジメントOneの「9資産分散投資・スタンダード<DC年金>」になった。2018年7月30日設定の比較的新しいファンドで、この4月に4.81億円の資金流入があった。国内外(先進国と新興国)の株式債券、内外のREITに分散投資するバランス型ファンド。基本ポートフォリオでは債券に約8割を配分するなど保守的な運用を行う。今後も人気が維持できるか注目したい。また、同じくアセットマネジメントOneが運用する「投資のソムリエ<DC年金>」が第5位になった。同ファンドは、基準価額の変動リスクを年4%程度に抑えて運用するバランスファンドだ。


DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

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※4月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成


トータルリターンの上位は前月に続いてグローバルREIT

 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンのトップ上位は、前月同様にグローバルREITファンドだった。7位以下にJ-REITファンドが入り、昨年12月以来、ベスト10はREITファンドが席巻している状況が継続している。

 1年トータルリターンでトップの「DCダイワ・グローバルREITアクティブF」は3カ月連続のトップになった。それに続くのは、グローバルREITインデックスファンドで、1年で16%超のトータルリターンになった。J-REITはインデックス型が年率13%程度のトータルリターンでグローバルリートには及ばなかった。REITファンドのパフォーマンスは、前月との比較では水準が落ちているが、他にこの成績を凌駕する資産クラスが見当たらないため、REITファンド人気は根強く続きそうだ。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

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※4月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

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