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DC専用ファンド(2019年3月)、バランス型に資金流入額が回復するも日本株式は2カ月連続で流出

2019/04/08 17:32

 DC専用ファンドの2019年3月の純資金流入額は約289億円で、2月の約209億円からやや回復した。債券ファンドやバランス型などに資金流入額の回復が見られたが、株式への資金流入額は減少し、国内株式は2カ月連続で資金流出となった。国内株式に2カ月連続で資金流出となったのは、2017年9月-10月の2カ月連続以来。当時はREITも同様に資金流出となっていたが、今回はREITへは資金流入となっており当時と対照的だ。なお、バランスは144億円超の資金流入となった。

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※3月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成


 DC専用ファンド全体の純資産総額は約5兆2,097億円と前月の約5兆1,583億円から514億円増加した。昨年9月のピークである5兆2,359億円以来の水準だ。2019年3月末の資産配分状況は、株式ファンド42%(前月比1%ポイント減)、債券ファンド21%、バランスファンドに35%という割合になった。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)
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出所:モーニングスター作成


資金流入額のトップは三井住友TAM「分散投資コア戦略ファンドS」


 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングは、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「分散投資コア戦略ファンドS」、2位は「分散投資コア戦略ファンドA」で、前月1位の「DC日本債券インデックスオープンS」が3位だった。トップ3を三井住友トラスト・アセットマネジメントのファンドが独占した。

 第4位には野村アセットマネジメントの「野村 J-REITファンド(確定拠出年金)」が入り、前月に続いて上位をキープしている。同ファンドは、1年トータルリターンが18%超という好パフォーマンスになっている。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

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※2019年3月末時点、純資金流入額は推計値
出所:モーニングスター作成


トータルリターンの上位は前月に続いてグローバルREIT


 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンのトップ上位は、前月同様にグローバルREITファンドだった。7位以下にJ-REITファンドが入り、ベスト10は引き続きREITファンドが独占している。

 トップの「DCダイワ・グローバルREITアクティブF」はトータルリターン1年が21.99%と頭一つ抜け出し、前月に続いて2カ月連続のトップになった。それに続くのは、グローバルREITインデックスファンドで、1年で20%超のトータルリターンになった。J-REITはインデックス型が1年17%程度のトータルリターンでグローバルリートには及ばなかった。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

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※2019年3月末時点、純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成


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