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DC専用ファンド(2018年12月)、純資産は約3,000億円減少し4兆8,000億円割れ

2019/01/18 19:50

 DC専用ファンドの2018年12月の純資金流入額は約175億円と、2018年で最も流入額が少なかった9月(約162億円)以来の低水準になった。前月に100億円以上の資金流入となった国内株式(約143億円)、先進国株式(約125億円)が、それぞれ20億円以下の水準に大幅に資金流入額が減少した。また、前月142億円と高い水準であったバランスへの資金流入額も約67億円へと半減になった。

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※12月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成


 DC専用ファンド全体の純資産総額は約4兆7,965億円と前月比2,979億円減少した。2カ月ぶりに純資産総額5兆円台を割り込んだ。10月の4兆9,756億円を下回り、3月(4兆7,112億円)以来の水準になった。2018年12月末の資産配分状況は、株式ファンド41%、債券ファンド22%、バランスファンドに35%という割合で、11月末と比較すると株式ファンドの比率が3%ポイント減少し、債券ファンドが2%ポイント、バランスファンドの比率が1%ポイントそれぞれ増加した。株式ファンドの減額が大きい。株式ファンドの純資産総額は1兆9,889億円と2兆円の大台を割り込んだが、これは2017年10月(1兆9,864億円)以来の水準だ。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)
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出所:モーニングスター作成


■資金流入額のトップは野村アセット「野村J-REITファンド(確定拠出年金)」

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングトップは、「野村J-REITファンド(確定拠出年金)」だった。以下に続いて「マイバランス50(確定拠出年金)」「マイターゲット2030(確定拠出年金向け)」「マイバランス30(確定拠出年金)」と、1位~4位までを野村アセットマネジメントが運用するファンドが占めた。

 前月は国内外の株式インデックスファンドが資金流入額ベスト10で上位を独占していたが、今月ベスト10に入った株式ファンドは、第6位の「DCニッセイ 外国株式インデックス」(ニッセイ)と、第8位の「ひふみ年金」(レオス)のみ。代わって、これまでは資金流入額ベスト10圏外にあった国内債券ファンドが2本もランクインするなど、資金流入ファンドの顔ぶれが大きく変わっている。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

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※2018年12月末時点、純資金流入額は推計値
出所:モーニングスター作成


■トータルリターンのベスト10を全てJリートファンドが占める

 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンのトップは、野村アセットマネジメントの「野村J-REITファンド(確定拠出年金)」になった。このファンドは資金流入額でもトップになっており、12月の2冠王だ。前月まで7カ月連続でトップに立っていたアセットマネジメントOneの「ファンド・コロワイド(DC年金)」はベスト10から外れた。

 2位以下も全てJリートファンドがずらりと並んだ。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

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※2018年12月末時点、純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成


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