老後資産形成の最強ツール「iDeco」を小倉優子さんと一緒に考える=iDeCoシンポジウム2018が12月8日に開催

iDeCo普及推進キャラクター「イデコちゃん」
「iDeCoシンポジウム2018 in 横浜」を主催するのは国民年金基金連合会。厚生労働省が後援します。13時から15時までの予定で2部構成。第1部では、タレントの小倉優子さんが「ゆうこりんと考える、30年後のハッピーライフ。」をテーマにトークショーを行います。そして、第2部では、小倉優子さんを交えて、厚生労働省年金局企業年金・個人年金課の普及推進室長である西岡隆さんと、ファイナンシャル・ジャーナリストとして幅広く活躍している竹川美奈子さんの3人をパネリストとしてトークセッションを予定しています。
この2つのコーナーで老後の資産づくりの大まかなイメージとiDeCoの特長、iDeCoを利用するメリットなど、基本的な知識は得られる構成になっています。そして、この話を通じて、iDeCoについて「もっと良く知りたい」と思った方、また、「私はどうすればいいの?」と疑問に思った方には、その会場で専用ブースを使った個別相談会も実施されます。
人生100年時代とは、65歳で仕事をリタイヤしたとすると、35年間を公的年金を頼りにした生活を送ることになります。公的年金の受給額は、会社員や公務員など厚生年金をかけている人たちで、現役時代の所得(平均手取り収入)の2分の1程度を目安にしています。この目安は、モデル世帯(世帯主が40年間厚生年金に加入し、収入はボーナス込みで現役世代の平均、配偶者は20歳から60歳まで専業主婦・夫で国民年金にのみ加入)で所得代替率50%を確保することをめざす仕組みになっているからです。
現役世帯の収入の2分の1という目安は、夫婦をモデルにしていますから、離婚や死別で単身になっていると、2分の1以下の水準になってしまいます。退職すれば生活費の水準を切り下げ、かつ、必要に応じてパートやアルバイトなどで収入を得て生活を維持するということはあるでしょうが、老後の期間が年々長くなる中にあって、「公的年金だけで老後の生活を賄う」ということは難しくなってきています。何らかの自助努力で老後の生活資金を貯えておくことは、全ての日本国民が等しく意識しなければならないことになっているといえるでしょう。そして、「現在の余裕資金を老後のために先送りする」ための手段としては、iDecoに勝る方法はありません。まだ、iDecoについて知識がない方には、今回のシンポジウムは、そのiDeCoの魅力について知るきっかけになります。
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