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iDeCoの4月新規加入者は約4.3万人、月間加入者数の4万人超えは1年ぶり

2018/06/01 12:54

 国民年金基金連合会が4月2日に発表したiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の業務状況によると、4月の新規加入者数は4万2,937人となり、加入者総数は89万2,168人になった。月間新規加入者数は3月と比べて4,077人増えた。月間の新規加入者数が4万人を超えたのは、17年4月以来1年ぶりのこと。3月の期末に向け金融機関の営業姿勢が高まったことが増勢を後押ししているとみられる。

 4月の新規加入者は、第1号加入者が4,643人と前月(3,709人)を上回った。第2号加入者も3万6,680人と前月(3万3,653人)を上回った。ただ、第2号加入者のうち公務員(共済組合員)は前月の9,455人に対し8,590人と新規加入者数が減少した。第3号加入者は1,614人と前月(1,498人)を上回った。

19年7月からiDeCo運用商品の案内も窓口で

 4月には社会保障審議会において、金融機関の窓口でiDeCoの運用商品の説明を可能とするよう省令を改定する方針が示された。従来は、兼業規制があり、iDeCoの取り扱い金融機関では、制度説明までは窓口で行うものの、具体的な商品説明までは実施してこなかった。このため、「iDeCoは、老後の資産形成のために、様々な税制優遇策のあるお得な制度です」ということまでは銀行等の窓口でできたが、その金融機関の取り扱っているiDeCoの内容までは踏み込んで説明できなかった(運用商品ラインナップなどの情報はコールセンターを使って確認、または、資料請求をするように促されていた)。

 現在、厚労省では兼業規制を見直した新たな省令についてパブリックコメントを受け付けている。新たな省令の施行は2019年7月1日となっている。準備期間に1年間程度を要するものの、金融機関の窓口でiDeCoの運用商品について説明できるようになると、つみたてNISAなど他の商品と比較して検討できるようになる。iDeCo普及に向けての大きな前進といえる。

iDeCo月間新規加入者数と加入者総数の推移

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出所:モーニングスター作成

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