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DC専用ファンド(2017年12月)、純資金流入額436億円は17年6月以来の高水準

2018/01/12 15:20

 DC専用ファンドの2017年12月の純資金流入額は約436億円と、前月(315億円)比で約40%増となり、17年6月(505億円)以来の流入金額になった。バランスへの資金流入額が約181億円と大きく伸び、9月をボトムに3カ月連続で資金流入額が拡大している。国内株式に93億円、先進国株式に79億円、新興国株式に7億円と前月に続いて株式関連資産への資金流入が目立っている。

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※12月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成


 DC専用ファンド全体の純資産総額は約4兆7,647億円と、11月末(約4兆6,889億円)から約758億円増加した。2016年12月末(3兆9,999億円)と比較すると、純資産総額は約7,648億円の増加。15年12月末(3兆6,308億円)から16年12月末への増加額は3,692億円だったため、増加額・増加率(10.17%増→19.12%増)ともに拡大スピードが加速している。17年1月から個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入対象者数が大幅に増えて、個人型の加入者が急拡大していることも影響していると考えられる。

 DC専用ファンド全体での2017年12月末の資産配分状況は、株式ファンド44%、債券ファンド21%、バランスファンドに34%という割合で、11月末比と変化はなかった。ただ、16年12月末との比較では、株式ファンドへの投資比率が42%から44%にアップする一方、債券ファンドは23%から21%に比率ダウンしている。日本株式を中心に株式ファンドに資金が流入し、かつ、価格上昇などで純資産残高が拡大した結果といえる。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない。また、運営管理機関連絡協議会の統計資料によると、2017年3月末時点での確定拠出年金制度の加入者数は、企業型593万人に対し、個人型は45万人。資産規模は企業型10兆5,254億円<元本確保型比率は53.6%>に対し、個人型は1兆3,814億円<同64.6%>となっている)

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出所:モーニングスター作成


資金流入額のトップは三井住友TAM「DCマイセレクション25」

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングトップは、三井住友トラスト・アセットマネジメント(TAM)の「DCマイセレクション25」。第2位には同じく「DCマイセレクション50」が入り、3位の「DC日本債券インデックスオープンS」、4位の「DC世界経済インデックスファンド」まで、トップ4を三井住友TAMが運用するファンドが独占した。また、第1位の「DCマイセレクション25」の純資金流入額29.76億円は、1カ月当たりの資金流入額としては、17年6月の「DCニッセイ安定収益追求ファンド」(約166億円)以来の高水準になった。

 また、第7位にランクインしたレオス・キャピタルワークスの「ひふみ年金」は、ランキング順位こそ前月の第3位から後退しているが、純資金流入額は10.54億円と前月(9.92億円)から増加。17年7月(5.64億円)にトップ10入りして以来、月間資金流入額が月を重ねるごとに拡大している。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

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※2017年12月末時点、純資金流入額は推計値
出所:モーニングスター作成


リターンのトップは9カ月連続「SBI中小型割安成長株ファンド<DC年金>」

 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンでトップは、9カ月連続でSBIアセットマネジメントの「SBI中小型割安成長株ファンド<DC年金>」だった。また、第2位「MHAM日本成長株ファンド<DC年金>」(アセットマネジメントOne)や、第3位の「明治安田DC中小型株式オープン」(明治安田アセットマネジメント)の上位3銘柄は前月と同じ銘柄が同じ順位でランクインしている。

 第5位の「ひふみ年金」(レオス・キャピタルワークス)、6位の「DCダイワ中小型株ファンド」(大和投資信託)、7位の「三菱UFJ<DC>日本株オープン「35」」(三菱UFJ国際投信)、8位の「DC・ダイワ・ジャパン・オープン」(大和投資信託)など、日本株のアクティブ運用のファンドが好成績をあげている。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

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※2017年12月末時点、純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成


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