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アセットマネジメントOneのDC専用ファンド、ロングセラー商品を軸にコア・サテライトに幅広く商品を提供

2017/04/11 09:25

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アセットマネジメントOne
DC推進室
室長 福井健至氏(左)
マネジャー 西岡薫子氏(右)
 アセットマネジメントOneのDC専用ファンド「DIAMバランスファンド<DC年金>1 安定型」<2002121302>、「DIAM DC8資産バランスファンド(新興国10)(愛称:宝船)」<2012090601>、「同(新興国20)」<2012090602>、「みずほUSハイイールドファンド<DC年金>」<2005010601>などが3月末現在、モーニングスターレーティングで最高格付けの★★★★★を取得している。モーニングスターレーティングは、過去3年間、5年間、10年間のファンドのリスク調整後パフォーマンスを★の数で評価するもので、最高位の★★★★★は、同一カテゴリーで上位10%以内の優れた成績を残したことを表している。同社のDC専用ファンドの特徴等について、アセットマネジメントOneのDC推進室長の福井健至氏と同室マネジャーの西岡薫子氏に聞いた。(格付け評価は、すべて2017年3月末現在)

――5つ★、4つ★など高い格付けを取得しているDC専用ファンドの特徴は?

福井 DC制度が2001年に日本で誕生してから、複合資産に分散投資するバランス型ファンドへのニーズは一貫して強いものがある。2002年に設定した「DIAMバランスファンド<DC年金>」のシリーズは、4資産に分散投資するバランスファンドの主流として多くの企業型DC制度やiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)で採用していただいている。株式の組み入れ比率を40%以下として国内債券を中心に安定運用を行う「1 安定型」から、株式への実質投資割合を60%以下とし各資産をバランスよく組み入れミドルリスク・ミドルリターンを狙う「2 安定・成長型」<2002121303>(★★★★)、株式の実質投資割合を80%未満として株式・外国証券等のリスク資産を中心に運用する「3 成長型」<2002121304>(★★★★)をセットで揃えていただいているプランが多い。

 次に、リーマンショックを経て、より幅広い資産分散を図りたいというニーズにお応えしたのが「宝船」のシリーズだ。国内外の株式・債券・リートに加え、新興国の株式・債券も投資対象として8資産に分散投資するファンド。新興国の投資比率を10%・20%・30%とする3本のシリーズで提供している。

 そして、最近の新しいトレンドとして複数資産投資ファンドで組み入れ比率を柔軟に見直すリスク抑制型のファンドが注目されている。リスク水準を年率4%程度に抑える「投資のソムリエ<DC年金>」<2013103107>(★★★★)、年率2%程度にリスクを抑えた「投資のソムリエ<DC年金>リスク抑制型」<2015103007>を提供している。

 また、「みずほUSハイイールドファンド<DC年金>」は、公募ファンドがモーニングスターでファンドオブザイヤー2016の最優秀ファンド賞を受賞したこともあり、USハイイールド債に投資するというサテライトの商品ながら、競争力が強いファンドになっている。

 現在、DC向けに約80本のファンドを提供しているが、複数資産に分散投資するコア向けのファンドを主力とし、USハイイールドや、国内債券のアクティブファンドとして高く評価していただいている「DLIBJ 公社債オープン(中期コース)」<1999121402>(★★★★★)などの特徴あるファンドも、広く採用していただいている。

――DC向けの商品として問い合わせ等が活発な商品は?

西岡 お問い合わせが多いファンドは、「投資のソムリエ<DC年金>」、「投資のソムリエ<DC年金>リスク抑制型」になるが、4資産分散ファンドである「DIAM バランスファンド<DC年金>」のシリーズも依然として根強い需要がある。

 8資産分散ファンドでは、REIT、または、新興国の資産へも投資するが、そういった資産にネガティブな印象を持たれている企業の担当者の方もいらっしゃる。国際分散投資の重要性については理解していただくものの、「REITには投資したくない」「新興国への投資は避けたい」という場合に、シンプルな4資産分散ファンドを採用していただくことがある。

 また、「投資のソムリエ<DC年金>」は、ファンドのコンセプトはご理解いただいて興味を持っていただいても、加入者の方々に商品内容を正しく理解してもらうことが難しいとして、採用までには至らない場合もある。アロケーション型の運用についてもう少し社会的な認知度があがり、5年、10年と長い運用実績が伴えば、採用に弾みがつくと感じている。

 一方、主力商品以外でも、「MHAM 日本成長株ファンド<DC年金>」<2001111901>(★★★)など、特徴と実績のある日本株のアクティブファンドなどは根強い需要がある。

 やはり、DCで採用される商品は、長期での運用に耐えられるロングセラー商品だ。4資産分散や日本株アクティブファンドは、長期にわたって安定的な運用実績を重ねている歴史を評価していただいている。「宝船」や「投資のソムリエ<DC年金>」などは、これから実績を重ねて、DCの運用商品として大きく育っていくと期待している。

――今後のDC市場への取り組みは?

福井 デフォルト商品や運用商品の上限などの議論の行方を見守っているところだ。アロケーション型ファンドは、デフォルト商品を意識したものではあるが、DC制度の枠組みが変わるタイミングでもあり、議論の結果によっては新しい時代に応じた商品は速やかに提供していく考えだ。

 一方、DCの普及、市場の拡大に貢献するため、商品の提供だけではなく、個々の商品について、わかりやすい情報の提供など、積極的な情報発信を行っていきたい。運用会社は、商品を選んでいただき、その商品を通じてしか加入者の方々に貢献できないという受け身の立場にあるが、ご提供する商品が加入者の方々にどうすれば選んでいただけるのかということについて、しっかりと考え、当社ファンドに注目していただけるようなプロモーションの提案なども行っていきたいと思っている。

 広く多くの方々にDCについて、または、iDeCoについて関心をもっていただけるのか、運営管理機関の方々と共に考えていきたい。

    
    

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