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MYDCのiDeCo、スマホを使って10分で登録完了など簡単で身近なサービスを提供

2017/02/27 12:24

MYDC 代表取締役社長
前川 卓志氏

 iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の運営管理機関に特化したMYDC(マイディーシー)社のiDeCoプラン「MYDC」の取り扱いが1月16日にスタートした。「iDeCoをより簡単に、より身近に!」をコンセプトに、スマートフォンからの簡単な登録や、ロボ・アドバイザーによる運用商品の例示を標準として、資産運用の経験がなくても簡単に始められるiDeCoを提案している。「MYDC」の特徴と今後のサービスについて、MYDC代表取締役社長の前川卓志氏に聞いた。

MYDC社はグローバル資産運用サービス「THEO」を提供するお金のデザイン社と、福利厚生サービスを提供するベネフィット・ワン社が共同で16年6月に設立し、その後、伊藤忠商事が資本提携で経営に参画した。会社の特徴は?

 大きな金融機関グループに属さない独立系のiDeCo専業の運営管理機関というのが特徴になっている。お金のデザインからは、スマートフォン向けのUI(ユーザインターフェイス)やUX(ユーザエクスペリエンス)、そして、「THEO」で培われたロボ・アドバイザー機能などプロダクトのノウハウを提供してもらっている。また、ベネフィット・ワンや伊藤忠商事のネットワークを活用して、「MYDC」を案内していく。

 「MYDC」は、iDeCoに関心を持った方が、スマホやPCから簡単に登録していただけるオープンな入口をつくって広く加入者を募っているが、その一方で、当社から企業や地方公共団体等を訪ねて説明会を開催し、iDeCoの加入者を募っている。B2B2C(企業取引を通じて個人にサービスを提供する)のビジネスモデルとも言える。

 金融グループに属さない独立系の運営管理機関だからこそ、個々の企業が手を組んで一緒にやっていく相手としては組みやすいと受け入れてくださっている。今後も企業内における説明会等を通じて、広くiDeCoの普及活動を展開していきたい。

プランとしての「MYDC」の特徴は?

 運用が初めての方でも簡単に始められるよう、シンプルなサービス内容になっている。最初に、3つの質問(年齢、年収、被保険者種別)に答えていただいて、iDeCoを始めることによる節税メリットをご確認いただく。そして、iDeCoのお申し込みは、メールアドレスを登録していただき、そのアドレス宛に当社からお送りする登録フォームに必要事項を入力していただくだけ。約10分程度でご登録が終わる。

 その後、当社からご登録いただいた内容を記載したお申込みキットをお送りする。そこに押印して送り返すことで、iDeCoをスタートすることができる。この申し込みまでの手続きを、できるだけ簡素でわかりやすいものにした。

 運用商品は、3本の投資信託と1本の定期預金。投資信託は、お金のデザインが運用し、グローバル資産運用サービス「THEO」で使っているアルゴリズムを使って世界のETFに分散投資する。「THEOグロースファンド」は株式ETFを中心に、「THEOインカムファンド」は債券ETFを中心に、「THEOリアルアセットファンド」は金や不動産など実物資産ETFを中心に、それぞれ運用する。この3本の投信を通じて、世界中の株式や債券等に幅広く分散投資できる。

 また、ロボ・アドバイザーからの2つの質問(年齢、運用タイプ<安定・標準・積極的>)に答えるだけで、4商品の組み合わせを例示する仕組みになっている。iDeCoで運用商品を何に決めたらよいのかわからないと感じる方は、ロボ・アドバイザーが例示する配分比率を参考に運用が始められるようにしている。

 コスト面は、当社が得る運営管理手数料を291円とし、加入者の月額口座管理手数料は税込で458円。運用商品の手数料は3商品とも、一律で税込0.432%(税抜0.40%)にした。

「MYDC」がターゲットとする加入者層は?

 資産運用が初めての方にもわかりやすくということを第一に、専用サイトのUIなどを作ってきている。広く多くの方々に使っていただきたいが、どちらかというと、投資について経験がない方が中心になると思う。運用商品が4商品しかないので、たとえば、投資経験の豊富な方が、市場環境を考えながら、これからは米国の株式を手厚くとか、アクティブに運用したいと思っても、その投資を実現する手段がない。そのような方は、数十本のファンドを揃えている運営管理機関を選ばれることになると思う。

 したがって、これまで資産運用をしたことがなかったが、老後のことを考えたら、何か自分にできる備えをしておきたいという方が、節税しながら資産形成ができるiDeCoを使いたいと考えられた時に、お手元のスマートフォンで簡単に始められるというサービスを提供していきたい。

キャンペーン等の取り組みは? また、運用商品のラインアップ拡充などの計画は?

 現在、サービス開始記念として、3月31日までにお申込みいただいた方を対象に500円分のAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーンを行っている。

 また、商品ラインアップについては、納得がいくものがあれば追加提供していきたい。例えば、「円債」のポートフォリオなどもいずれ提供したいと考えている。現在のマイナス金利のもとでは、納得できる水準のパフォーマンスが期待できる商品が難しいので、当初のラインアップからは外したが、安定運用資産として、日本円建て債券の提供も検討していきたい。

 そして、採用している投信について、出資者であるお金のデザインの運用にこだわるつもりもない。より低コストで分散の効いたポートフォリオが提供できるものであれば、その投信を採用することもある。カンタン選択というコンセプトに沿った形で、利用者である加入者の方々の利益を第一に考え、プラン内容はブラッシュアップさせていきたい。

    
    

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