資産管理コラム

iDeCoで新興国株式投資にチャレンジ! ポイントは?

2017/07/19 18:23

 2017年も半年をすぎ、折り返しとなりました。2017年前半は、海外資産の中で新興国株式がトップクラスのパフォーマンスとなりました。モーニングスターカテゴリーベース(為替ヘッジなし)では、第1位に国際株式・インドが20.70%、第2位に国際株式・中国が14.69%、第4位に新興国の複数国に投資をするエマージング・複数国(為替ヘッジなし)が11.37%と高いリターンを上げました。

図表1:海外資産(ヘッジあり除く)の年初来リターン

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※モーニングスターカテゴリーに基づく、海外資産を対象、為替ヘッジ付き除く
2017年6月末現在
出所:モーニングスター作成

 iDeCoでは、新興国株式に投資をするファンドを扱う金融機関も少なくありません。先進国株式、債券を持ちながらポートフォリオの一部に新興国株式を加えることで、海外株式投資の地域分散を一段と多様化することができます。iDeCoは長期運用であることからも、長い目で見て、高い成長が期待できる新興国に投資をすることは今後の運用のポイントとなります。ここでは、iDeCo取扱い金融機関の中で新興国株式ファンドを複数取り揃えている金融機関を例に上げてみました。

SBI証券iDeCoの新興国株式ファンド

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 SBI証券では4本の新興国ファンドの取り扱いがあります。「三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド」は新興国の代表指数であるMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動するパッシブファンドです。中国、韓国、ブラジル、インドなど新興国主要国に投資ができます。パッシブファンドであるため、コストも抑えられ、新興国ビギナーにはお勧めの商品です。アクティブファンドではBRICs諸国に投資が出来る「シュローダーBRICs株式ファンド」や、バングラデシュ、スリランカ、ベトナムなど、次世代新興国と言われるフロンティア諸国に投資をする「ハーベストアジアフロンティア株式ファンド」があります。

岡三証券iDeCoの新興国株式ファンド

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 岡三証券でも4本の取り扱いがあります。SBI証券との大きな違いは、単一国に投資するファンドが3本あるということです。「DC新興国株式インデックス」はMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動するパッシブファンドです。その他、インド、ブラジル、中国に単一国でピンポイント投資ができるファンドが揃っています。

 新興国株式ファンドは先進国株式に比べややリスク(価格の変動性)が高いことは念頭に置きましょう。新興国株式ファンドの中では、複数国に比べ、ピンポイントで投資をする単一国ファンドの方がリスクは高い傾向にあります。新興国は資源を生み出す国、消費する国で値動きの要因が異なってきます。例えば原油を輸入するインドは原油安相場では優位に働きやすい特徴があります。

 上記の金融機関は一例ですが、そもそも新興国株式ファンドが金融機関のラインナップに無い場合は選ぶこともできません。金融機関選びは商品の充実度も重要なポイントとなるのです。ご自身の投資意向に合わせて金融機関選び、そして自分に合ったファンド選びをしてみましょう。