資産管理コラム

iDeCoのファンドの選び方

2017/02/17 15:21

 iDeCo口座を開設し、いざ運用を始めようというところで、一体どのファンドを選べばいいのだろう?そんな疑問を抱く方も少なくないはずです。誰でも運用で失敗したくありません。分散ポートフォリオをどのように作ればいいかを具体的に考えてみましょう。ここでは、取扱商品数の一番多い、SBI証券のiDeCoを例に、実際にiDeCoポートフォリオを組んでみましょう!



 あなたは会社員で、月1.2万円 iDeCoに拠出できるとします。月いくら拠出できるのかという加入限度額は、「加入可能診断」をしてみてください。



 もし、あなたがiDeCo対象者でなくても、この分散ポートフォリオの作り方はNISAや通常の積み立て投資にも使えます。

 ファンドを選ぶ前に、まず目標を決めます。いつまでにいくらにしたいかを決めることによって、目標達成に必要な運用利回りが分かります。この計算は面倒なのでモーニングスターの「かんたんファンド検索」を使ってみましょう。








 iDeCoを始める場合、初期の金額は0円なので0、積立金額は1.2万円なので1.2と入力します。あなたが30歳の場合、iDeCo では60歳まで積立ができるので、積立期間は30年とします。そして目標金額を入れます。例えば、60歳の時点の積み立て目標額を800万円とする場合、「スタンダードタイプ」と出てきました。ではこのポートフォリオに沿ってファンドを組み入れていきましょう。







 ファンドを選ぶポイントの一つは、信託報酬が低いことです。信託報酬はファンドの資産から毎日差し引かれる手数料です。信託報酬は高いもので2%台から、安いもので約0.2%と運用成績に大きな影響を与えますので、ファンドを選ぶ際には重要となります。今回は各資産クラスで一番信託報酬が低い商品を組み合わせてポートフォリオを作ってみました。



・スタンダードタイプのポートフォリオ



  • 国内株式 :10%  三井住友・DC日本株式インデックスF S 信託報酬0.21%

  • 先進国株式:30%  DCニッセイ 外国株式インデックス 信託報酬0.24%

  • 新興国株式:10%  EXE-i 新興国株式ファンド 信託報酬0.39%

  • 先進国債券:30%  三井住友・DC外国債券インデックス 信託報酬0.23%

  • 新興国債券:20%  三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 0.56%

  • 加重平均信託報酬 0.31%


 これで毎月1.2万円を積み立て、60歳までに800万円を作ることを目標にした運用ポートフォリオができました。このポートフォリオは年3.8%の運用利回りが出ることを想定しています。

 一方、iDeCoは長期運用となるので、ややリスクを取った運用も可能になります。そこで、iDeCo積極型のポートフォリオも紹介します。

・積極型のポートフォリオ



  • 国内株式 :20%  三井住友・DC日本株式インデックスF S 信託報酬0.21%

  • 先進国株式:50%  DCニッセイ 外国株式インデックス 信託報酬0.24%

  • 新興国株式:30%  EXE-i 新興国株式ファンド 信託報酬0.39%

  • 加重平均信託報酬 0.27%



 ずばり、株式100%です。しかし、50歳を超えたら、残りの運用期間が10年になるため、債券の比率を増やした安定運用をする必要があります。
そして、少なくとも1年に1回は運用状況を確認し、想定利回りから大きく外れていないかを確認するようにしましょう。その際に毎月の掛け金の見直し、また、目標金額の見直しをします。そして上昇、下落した資産の割合を元のポートフォリオに戻す、「リバランス」を行う必要があります。リバランスに関しては次回にご紹介をします。